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2026.03.12
イライラ・不安は性格ではありません

ちょっとしたことで強く反応してしまう。本当は気にしなくていいと分かっているのに、心がざわつく。夜になると不安が大きくなる。理由がはっきりしないまま、緊張が抜けない。

そんな状態が続くと、「自分は神経質なのかもしれない」「性格の問題だ」と考えてしまうことがあります。

けれど、感情の揺れは“性格だけ”で説明できるものではありません。私たちの気分や安心感は、脳の中で働く神経伝達物質によって大きく影響を受けています。

セロトニンは気持ちの安定や安心感に関わり、ドーパミンは意欲や行動のエネルギーに関わります。ノルアドレナリンは緊張や集中などを調整し、状況に応じた反応を支えています。

脳では、こうした物質が神経細胞どうしの間を行き来することで、感情や反応のバランスが保たれています。

そして、これらの神経伝達物質は体の中で日々作られています。その産生には、さまざまな材料や酵素の働き、そしてエネルギーが必要です。

体の中の条件が十分に整っていないと、こうした反応の流れがスムーズに進みにくくなり、神経伝達物質のバランスが揺らぎやすくなることがあります。

気持ちの安定や意欲は、心の問題だけではなく、体の中の働きとも深くつながっています。

さらに、血糖が不安定になると、体は交感神経を立ち上げます。交感神経が強く働くと、緊張感や焦燥感、不安が前面に出やすくなります。

つまりイライラや不安は、「心の弱さ」というよりも、材料不足やエネルギーの使い方の結果として表れている可能性もあるのです。

もちろん、すべてを栄養で説明できるわけではありません。環境や出来事、人間関係の影響も大きいでしょう。

けれど、体の土台が整っていないと、同じ出来事でも揺れ幅が大きくなります。あなたの体の土台作りを考えるとき、感情の安定も一つの指標になります。

最近、揺れやすくなっていないか。空腹時に不安が強くならないか。朝と夜で気分が大きく変わらないか。

もし思い当たることがあるなら、それは性格ではなく、体からのサインかもしれません。

私たちの体には、無理をして動き続けるだけでなく、自分を守るために「止まる」という働きも備わっています。

体に余裕がなくなると、脳は交感神経を高めて警戒状態をつくり、危険に備えようとします。そのとき、不安や緊張、過敏な反応として表れることがあります。

これは感情の問題というよりも、体がこれ以上の負荷から守ろうとしているサインと考えることもできます。

材料がそろい、エネルギーが穏やかに回り始めると、気持ちの波も少しずつ落ち着いてくることがあります。

イライラや不安は、あなたそのものではありません。体の状態が変われば、感じ方も変わる余地は、きっとあります。

「いまの自分の状態」を少し客観的に見てみたい方は、まずセルフチェックをしてみてください。体の整い方や、揺れやすいポイントを知るきっかけになります。

【セルフチェックをする】

セルフチェックをして、「もう少し整え方を知りたい」と感じた方には、アンドでのサポートもご案内しています。体の状態を一緒に整理しながら、無理のない整え方を考えていきます。

 

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アンドベストコンディションデイズ
プロデューサー 渡邉 将史

文:渡邉将史

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